先日、大垣市議会教育福祉委員会で東京都三鷹市、八王子市の施設や学校の視察に行ってきました。
三鷹市には、「市民協働センター」が設置され、ここを拠点として、まちづくりなどにかかわる様々な計画を作る際には、市民から無作為で選出された委員によって、討議が行われます。
市民が、市の重要な政策に関する計画に早くから関わり、市民参加を促すシステムを確立している点で、非常に興味深いものでした。
センターの廊下には、三鷹市のまちづくりをイメージする絵が飾られていました。
八王子市では、主に不登校支援のとりくみについて視察を行いました。
八王子市は、平成13年度に不登校児童・生徒の割合が国や東京都を上回った状況があったため、早くから不登校児童・生徒に対する支援を開始しました。
現在では、地域の学校と同じように「八王子市立高尾山学園」として、不登校体験があっても自発性を持って生活できるように支援を行う柔軟な教育プログラムが準備されている学校があります。
一例として、この学校には「プレイルーム」が設置されており、生徒は授業中でも、いつでもそこに行くことができるようになっています。教師は、力で抑え込むのではなく、工夫を凝らし、「プレイルームより楽しい授業」を展開することにより、子どもたち自身が「選択」していく力をつけさせることを目標にしています。
最近では、授業中にプレイルームに行く児童・生徒さんは少なくなってきているそうです。
公立でこうしたことができているということが驚きであり、とても参考になりました。