今回も質問時間が答弁時間も含めて30分と制限されてはおりましたが、通告通り下記の5点について質問を行いました。後日議事録は公開されますが、私の質問についての大垣市の答弁を簡単にご説明します。
Q1.小中学生へのタブレット端末の配布と利用について
A1.タブレット端末の保護者への説明会の開催は状況を見ながら検討していく。ご意見や相談については内容に応じて学校や教育委員会で対応して行く。
Q2.墨俣児童館以外の児童館設置について
A2.新たな児童館を設置する予定はない。
Q3.ひまわり学園改築の内容について
A3 .施設面積は1.5倍に拡張、発達支援の充実に取り組んでいく。
Q4 .地域公共交通会議の活性化について
A4 .市民委員を中心とする部会の追加の予定はないが、市民委員の追加については検討する。
Q5.コロナ禍における高齢者への支援策について
A5.(例として提案した通院などに使う高齢者へのタクシーチケット等の配布など)実施予定はない。
といったものでした。
どちらかというと前向きな答弁は少ないのですが、「検討する」というワードが出てくることは、小さな前進ということも議会を通じて分かってきたことの一つですが、検討の結果をきちんと検証していくことも必要です。
12月議会では、教育問題を考える市民グループの方から提出された「岐阜県内の公立学校に『一年単位の変形労働時間制』を導入するための岐阜県での条例制定に反対する意見書を求める請願」の紹介議員となりました。
教員の働き方改革の一つとして提案されてきている「変形時間労働制」を導入ですが、現在の内容では必ずしも教員の負担軽減につながるものではないのではないかという懸念が強いものです。
結局、市民ネットワークの岡田まさあき議員、日本共産党会派の私と中田としや議員の賛成少数で不採択となってしまいました。
また、日本共産党会派は大垣市議会で2議席を有し議案提案権を持っており、この権利を行使し「少人数学級の早期実現を国に求める意見書」を全会一致で採択するように強く求めました。しかし、こちらも賛成少数で否決となってしまいました。こうした大垣市議会の姿勢は、市民のねがいを十分に受け止めきれていないのではないかと思います。
今回の議会を通して、不採択や否決という結果にはなりましたが、請願の紹介議員になったことや議案提案権を行使した経験は、市民の皆さんの市政への要求の可視化や問題提起という大きな役割を持ったのではないかと思います。
これからも、市民の皆さんのねがいと市政をつなぐ橋渡し役として尽力していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。