3月31日付で廃止となる大垣多良線の利用状況を見てきました。合併後も大垣市内中心部と上石津地域を結ぶ路線として機能してきました。
この路線が廃止されることにより、様々な弊害が生じてきています。
一緒に乗り合わせた方が、乗り換えで時間もかかるようになるうえに、交通費が年間10万円も高くなることを嘆いていたのが印象的です。
通学や通院のために必要な路線である一方で、赤字部門は切り捨てられるという地域公共交通の現実です。
オンデマンドタクシーやコミュニティバスが導入できないのか、あるいは、廃止によって生じてしまう多額の交通費の差額などをすべて自己負担にさせていいのかといった山積している課題について自治体の役割は大変大きなものになってきます。
公共交通ネットワークの充実が求められています。